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いちの整骨院 (整体院) の日記

「エコノミークラス症候群」

2016.04.21

今回の熊本、大分の地震で自宅にいられないため、車中泊をされていると最近テレビでよく報道されています。
その中で耳にした事があると思います次の言葉、 「エコノミークラス症候群」 なんとなく知っているという方も多いと思いますが、どういった症状なのか簡単にまとめてみました。
エコノミークラス症候群は、飛行機のエコノミークラスに乗っていた人が、到着後に急に具合が悪くなり、死亡するという事故が相次いだことで、広く知られるようになりました。
この病気は長時間、同じ姿勢で座ったままでいると、脚の静脈の血液循環が悪くなり、膝の裏あたりの静脈に「血栓」(血の塊)ができる事があり、 それによって発生します。
立ち上がって歩き始めた瞬間に血栓が血流に乗って流れ始め、肺まで流れると、血管が詰って、「胸の痛み」や「息苦しさ」などを感じます。
多くは、到着間際の機内や到着した空港で発症しますが、フライト後2週間以内に、旅行先や、帰宅後に自宅で起こることもあり、 最悪の場合呼吸困難に陥って死亡する事もあります。 今回はこのエコノミークラス症候群の原因と予防法について調べてみました
            飛行機に乗らなくても起こります! 
エコノミークラス症候群は、飛行機のエコノミークラスだけで発症するのではなく、今回のように自動車の中で長時間同じ姿勢をとっていたりしても発症します。
実際、タクシードライバーが勤務中に発病し、死亡したケースもあります。 「旅行者血栓症」や「ロングフライト症候群」などと呼ばれることもありますが、 医学的には、「深部静脈血栓症」、血栓が肺に運ばれ、肺の血管が詰った場合は「肺塞栓症」といいます。
ちなみにこの肺塞栓症、乗り物だけの話でもありません。長期の入院で寝たまま(下肢の骨折など)だった患者が起きあがってやっと動けるようになったと思ったとたん、肺塞栓症になることもあります。
                             原因 
血栓ができるのは「長い時間の下肢の運動不足」と「乾燥(水分不足)」が原因と言われています。 

① 長い時間の下肢の運動不足」・・血液は、筋肉の収縮運動で足から心臓に戻ります。長時間、足を動かさないままでいると、血液の流れが滞ってしまい、血栓ができやすくなります。

② 乾燥(水分不足)」・・・機内や車内の湿度は5~15%とたいへん低く、砂漠より乾燥した状態です。この湿度では普通、1時間に80ccの水分が体から失われます。このような状態で水分を補給しないと、血液が濃くなってドロドロになり血栓ができやすくなります。
                             症状 
軽い場合は、片側の足のむくみや痛み、違和感があります

この症状はすぐに分かることもあれば、時間が経ってから分かる場合もあります。
重症例では足にできた血の固まりが肺に詰まり、息が苦しくなり、胸の痛みを訴えて失神することがあります。
足のむくみはわかりにくいのですが、片足の膝の裏あたりが腫れて痛いというのが他の痛みとの違いです。             エコノミークラス症候群になりやすい要因 
1.中高年の人

(加齢で血管内壁が傷ついているため。50歳以上の人に多く発症しています。)
2.肥 満(脂肪が血管を圧迫して、血流が悪くなり血栓ができやすくなります。)
3.以前大きな手術を受けた人(血管に傷がついている場合があります。)
4.下肢に骨折のあるひと
5.糖尿病・高脂血症・高血圧など生活習慣病の人(血管内壁が傷ついているため)
6.下肢静脈血栓を起こしたことがある人
7.血液が固まりやすい人
8.経口避妊薬を飲んでいる人
9.妊娠中・出産後などの人
10.激しいスポーツをしている人(サッカー、格闘技など)
11.悪性腫瘍の人 
                                予防法 

① 水分補給
a.1時間ごとにコップ半分ほどの水やイオン飲料を補給する。 
b.アルコールやコーヒーは、利尿作用があり脱水の原因となるので飲み過ぎないように注意する。 

②足の運動 
a.1~2時間毎に席を立って少し離れたトイレへ行く。
b.足首を回すストレッチ/軽く足の屈伸運動も効果的(1時間に3回~5回) 
C,時々足を伸ばし、血行が悪くなるので足は組まないようにする。 

③ その他 
○ゆったりとした伸縮性のある衣服を着る。(ウエストなどを締め付けない。) 
○睡眠薬は使用しない。
○たばこは血流を悪くするので控える 2000年11月、オハイオ州立大学医療センターの研究チームが飛行機に搭乗する前に軽めに飲食をとると、エコノミークラス症候群を予防できるかも知れないと発表しました。

「搭乗前に、軽めの食事をしたり、あるいは、ノンアルコール飲料を摂取することが、血行を促し、凝血予防に役立つ。食べ過ぎは、血液の流れが、消化器官に集中するため、適量の飲食がポイント。」と、いうことなので、ぜひ実行しましょう 皆様のご参考に少しでもなれば幸いです。    

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